内分泌領域の学術論文で湯野暁子医師が受賞 JES We Can北海道支部賞

2022-01-29 ニュース

日本内分泌学会では「JES We Can (男女共同参画推進委員会)」を設置し、女性医師の専門医取得や活躍支援を行っています。
同学会の北海道支部学術集会でも2018年から、北海道の内分泌領域における学問と医療の発展に寄与した女性医師を学術論文を基に表彰する「JES We Can 北海道支部賞」を設けており、オンラインで関催された2021年度の支部学術集会では2人が受賞。そのうちの一人に勤医協中央病院の湯野暁子医師が選ばれました。
湯野医師は、「初期研修から後期研修の間に3人の子どもを出産しました。子育てと仕事を両立しながら今まで医師を続けてこられたのは、ロールモデルである伊古田明美先生がそばで見守り支えてくださったおかげです。教育認定施設の指導医として専門医の育成に力を入れ、これからを担う女性医師に内分泌学の学問としての奥深さや臨床医としてのやりがいを伝えていきたいと思います」と話しています。

糖尿病内分泌内科
内科医長 湯野暁子
・日本糖尿病学会専門医
・日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医
・日本内科学会総合内科専門医
受賞論文
Successful management of a patient with active Cushing’s disease complicated with coronavirus disease 2019 (COVID-19) pneumonia ;Endocrine Journal,68, 477-484,2021

*「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)肺炎を合併した活動性クッシング症候群患者の管理成功例」(編集注)