1cm以下での発見が5年生存率を高めます 膵臓がん 膵臓がん

膵臓がんによる死亡者数は年々増加しています。2015年の膵臓がん死亡者数は年間3万1866人で、20年前と比べて約2倍となっています。すべてのがんを合わせた5年生存率は60%ほどですが、膵臓がんは6.5%。極端に低い理由は、膵臓がんは早期発見が難しく、膵臓周囲への浸潤だけではなく、遠隔転移をしやすいからです。

平均生存期間6カ月〜9カ月

膵臓がんの患者さんの8割強が症状が出始めてから受診し、手遅れに

検査から手術までの流れ

切除適応と判断された場合は速やかに外科手術を行います。
※膵臓がんは週単位で病態が進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内視鏡で行う膵臓の生検 超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診

「超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診」は、内視鏡の先端に超音波機器が付いた専用機を使って、胃や十二指腸の中から膵臓や胆のう・胆管などの臓器を捉える検査です。胃や十二指腸の中に超音波内視鏡を置くと膵臓の病変に2、3cmまで近づくことができることから、1cm以下の小さな病変でも映し出すことができます。

残さず取り除く外科手術

膵臓の手術は合併症の危険が大きく、専門的な技術・知識が要求されます。 勤医協中央病院は肝胆膵外科高度技能専門医修練施設の認定を受けており、難易度の高い手術治療を積極的に行っています。

勤医協中央病院 消化器外科

消化器外科 外科医長 吉田 信

検査のご案内

勤医協中央病院で検査を受けることができます。ご希望される方は、主治医や看護師にお伝えください。